細胞同士で正しい情報交換を行うために重要な糖鎖の働き

人の体には細胞が60兆個あるといわれています。この細胞一つ一つがお互いに連絡を取り合い、情報を交換することで生命活動を維持しています。細胞同士で連絡を取り合うために、個々の細胞の表面には触手が伸びていて、この触手を糖鎖といいます。連絡を取り合うためのアンテナの役割を果たしています。一つひとつの細胞は、表面にこの糖鎖が約500個〜最大で10万個もついており、まるで細胞のうぶげのように見えます。

人の体には細胞が60兆個あるといわれています。この細胞一つ一つがお互いに連絡を取り合い、情報を交換することで生命活動を維持しています。細胞同士で連絡を取り合うために、個々の細胞の表面には触手が伸びていて、この触手を糖鎖といいます。連絡を取り合うためのアンテナの役割を果たしています。一つひとつの細胞は、表面にこの糖鎖が約500個〜最大で10万個もついており、まるで細胞のうぶげのように見えます。

人の体には細胞が60兆個あるといわれています。この細胞一つ一つがお互いに連絡を取り合い、情報を交換することで生命活動を維持しています。細胞同士で連絡を取り合うために、個々の細胞の表面には触手が伸びていて、この触手を糖鎖といいます。連絡を取り合うためのアンテナの役割を果たしています。一つひとつの細胞は、表面にこの糖鎖が約500個〜最大で10万個もついており、まるで細胞のうぶげのように見えます。

糖鎖は、人体以外にも多くの生物種で見られます。糖鎖は、植物、動物、微生物にも確認されており、主に、細胞膜、細胞外マトリックス、血液に存在します。

糖鎖(英語名:glycan/グリカン)は糖分子からなり、糖の鎖で構成される高分子です。糖鎖は、細胞の表面に存在し、生体分子の中で最も多様な構造を持ちます。

糖鎖は、細胞の表面に存在し、細胞膜の構造を維持する役割のほか、細胞の機能や細胞間で相互に連絡を取り合う情報伝達作用を担うなど、生体分子の構造や機能を調節する上で重要な役割を果たしており、生物が生きるために必要な存在とも言えます。

例えば、人には体外から侵入してきた侵入者に対し、細胞間で糖鎖を通じて連絡を取り合い、マクロファージなどの免疫細胞に命令を出して、侵入者を排除する機能を備えていますが、これは、ウイルスなどが体外から侵入してきた場合、糖鎖を通じて細胞間で連絡を取り合い、マクロファージなどの免疫細胞に指令を出して、体内に侵入したウイルスを排除しているのです。

糖鎖の4つの働き

  • ①外部のストレスから体を防御
  • ②細菌など異物を見分けて排除
  • ③傷口などをきれいに修復し再生する
  • ④体全体の健康増進

糖鎖の構造

糖鎖は、タンパク質、脂質、DNAなどの他の分子と結合して、複合分子という複雑な構造を形成することができます。他方で、糖分子は「単糖」と呼ばれる単位で構成されており、これらの単糖は、グリコシド結合と呼ばれる結合で連結されています。

糖鎖の構造は、糖の種類、糖の結合の種類、糖鎖の長さなどによって異なります。そして、糖鎖の構造は、糖鎖の機能に影響を与えます。

糖鎖の役割

たとえば、N-結合型糖鎖は、タンパク質の細胞外ドメインに存在し、細胞間コミュニケーションに重要な役割を果たします。O-結合型糖鎖は、タンパク質の細胞内ドメインに存在し、細胞の構造と機能に重要な役割を果たします。

鎖状につながった糖鎖は、グルコース、ガラクトース、キシロース、マンノース、フコース、N-アセチルグルコサミン、N-アセチルガラクトサミン、N-アセチルノイラミン酸(シアル酸)、イズロン酸、グルクロン酸の10種類の単糖類によって構成されています。

免疫システムに必要不可欠

人間の体には、自己制御機能(神経系・ホルモン系)、異物を見分ける自己認識能力(免疫系)、自己再生・自己修復機能の三つがあり、この全てに糖鎖は関与しています。

糖鎖の機能は、生体分子の構造を安定化すること、生体分子の機能を調節すること、生体分子を認識することなどであり、糖鎖は、生体分子の構造や機能を調節する上で重要な役割を果たしています。

糖鎖栄養素(全8種)作用および働き摂取方法
グルコースエネルギー源、免疫賦活作用などほとんどの植物や穀物類 、コロイド天然水など、通常の食事で摂取できる
ガラクトース免疫細胞の重要な働き、腸内細菌の維持、カルシウム吸収の増加、ガンの成長や転移防止乳製品、コロイド天然水、ツバメの巣>、通常の食事で摂取できる
マンノース免疫細胞の重要な働き、マクロファージの活性化、細菌感染防止、抗炎症などサボテン類(とくにアロエなど)、ツバメの巣、コロイド天然水など
フコース免疫細胞の重要な働き、癌の成長や転移を抑制、気道感染症防止など海藻類(とくにモズク、ひじき)キノコ類、ツバメの巣など
キシロース殺菌、病原体・アレルゲンの結合防止穀物や食物の皮、コロイド天然水など
N-アセチルグルコサミン変形性関節症治療、癌の抑制などエビ、カニ甲殻類(甲羅)、ツバメの巣など
N-アセチルガラクトサミン癌の増殖や転移に関与牛乳、ツバメの巣など
N-アセチルノイラサミン酸脳の発育に必要、免疫系に関与、粘膜の粘度調節(細菌感染防止)母乳、ツバメの巣など

糖鎖の研究の歴史

糖鎖という物質が初めて学会で紹介されたのは、1990年代です。実はそんなに古い歴史ではありません。ですので、現在もまだ全容が解明されたわけではありません。

21世紀の医療革命といわれる糖鎖

この糖鎖の発見は、ワクチン、抗生物質、遺伝子治療に続く4番目の医療革命ともいわれるほど革命的なものとされています。

インフルエンザや癌、原因不明とされる病気など、糖鎖の異常から起きているとも言われており、もし糖鎖の全容が解明されれば、改善できる可能性の病気は非常に多く、医学界は大きく進歩するといわれる程です。

現在では糖鎖の研究範囲は、免疫疾患、糖尿病、高血圧、胃がん、肝臓がん、膀胱がん、血糖値、花粉症、冷え症、高脂血症、脂質異常症、不妊症、発達障害、ぜんそく(喘息)、乳癌、大腸癌、肺癌、胃癌、関節リウマチ、認知症(アルツハイマー)など多岐に及び、免疫システムの要として期待されています。

世界が注目する糖鎖の研究

糖鎖は、1999年にドイツ人でアメリカの生物学者ギュンター・ブローベル博士が発表した「蛋白質の輸送と配置を担う糖鎖信号の発見」で、この論文でノーベル生理・医学賞を受賞しました。

この研究で使用した分析ツールを開発したのが日本人の田中耕一博士(株式会社 島津製作所)で、ブローベル博士の研究も研究で日本の田中耕一博士の「生体高分子の質量解析装置の開発」によるものとの判断され、その貢献から田中耕一博士にも2002年にノーベル化学賞が授与されました。その受賞後のインタビューで、田中耕一博士は「今後は糖鎖研究に貢献していきたい。」と語っています。

糖鎖は、さまざまな方法で分析できます。糖鎖の構造は、質量分析、核磁気共鳴分光法、電子顕微鏡によって分析できます。糖鎖の機能は、酵素活性測定、タンパク質との結合試験などによって分析できます。

糖鎖を元気にする栄養補助食品

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パーフェクトーサで使用する原料

パーフェクトーサには、世界の各地から厳選した原料を使用しています。

水溶性燕か末(えんかまつ)アナツバメの巣

インドネシアの海岸に点在する岩山の洞窟中の高いところに生息する、穴ツバメの一番巣より独自抽出法で成分抽出したエキスを使用しています。
重要な6種類の糖鎖栄養素を含有し、最も重要な成分である、N-アセチルノイラミン酸(シアル酸)を多く含んでいます。調合により一番重要なシアル酸の含有量を一定に保っています。

フコイダン

沖縄県を中心とした海洋からとれたモズクより成分抽出しています。
フコイダンは、糖鎖を構成するフコースを多く含んでいます。