ポリフェノールってよく聞くけど、実際はどんなものなの?

ポリフェノールは、植物が光合成を行う際に生成される化合物の総称です。ポリフェノールには、抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用など、多くの利点があるとも言われています。かなり色々な活用法がありそうですね。

このポリフェノールには様々な種類があるのをご存知でしょうか。フラボノイド、タンニン、フェノール酸、リグナンなど、色々な種類があり、それらの総称をポリフェノールと呼んでいるのです。

中でも、フラボノイドはポリフェノールの中で最も一般的で多くに含まれています。例えば、赤ワイン、緑茶、チョコレート、果物、野菜などが有名です。

さて、それではこれらポリフェノールがどのような活用法があるか探ってみましょう。

ポリフェノールに期待できる点

冒頭で、ポリフェノールの代表的な働きとして『抗酸化作用』、『抗炎症作用』、『抗菌作用』などが挙げられる事をお伝えしました。ポリフェノールは、様々な生理活性を有する物質です。ポリフェノールを豊富に含む食品を積極的に摂取することで、健康的な生活を送ることができると考えられています。それらが意味することを、一つずつ探ってみましょう。

抗酸化作用

抗酸化作用とは、活性酸素を除去する作用です。活性酸素は、体内で発生する酸化性の物質です。活性酸素は、過剰に発生すると、細胞を傷つけ、老化や病気の原因となることがあります。ポリフェノールは、活性酸素を除去することで、細胞を保護し、老化や病気の予防に役立ちます。

抗炎症作用

抗炎症作用とは、炎症を抑える作用です。炎症は、体内に異物が侵入した際に起こる生体防御反応です。炎症が長引くと、細胞を傷つけ、病気の原因となることがあります。ポリフェノールは、炎症を抑えることで、細胞を保護し、病気の予防に役立つ可能性があります。

抗菌作用

抗菌作用とは、細菌やウイルスを除菌する作用です。細菌やウイルスは、感染症を引き起こす原因となりますが、ポリフェノールが菌やウイルスを除菌することで、感染症の予防に役立つ可能性があります。

【ご注意】ただし、摂取量の違いや個人差がありますので、上の作用は必ずしも全員に同様に働きかける性質を保証するものではございません事、予めご了解ください。

ポリフェノールを多く含むと言われている食材

以下に、ポリフェノールを含んでいると言われる食品の例をいくつか挙げておきます。

  • 赤ワイン
  • 緑茶
  • チョコレート
  • 果物(とくにリンゴ、ブルーベリー、ブドウ、イチゴなど)
  • 野菜(とくにブロッコリー、キャベツ、トマト、ピーマンなど)
  • ナッツ類(とくにアーモンド、カシューナッツ、くるみなど)
  • 種子類(とくにチアシード、キヌアなど)

ポリフェノールの性質

ポリフェノールは、様々な利点があると考えられている物質です。ポリフェノールを豊富に含む食品を積極的に摂取することで、健康維持に役立つとも考えられています。ですが、とても万能そうなポリフェノールにも、いくつか気をつけたい点もあります。次でご紹介します。

水に溶けやすい(流れ出やすい)

ポリフェノールは、水に溶けやすい物質です。そのため、ポリフェノールを多く含む食品を摂取する際は、生で食べることをおすすめします。加熱すると、ポリフェノールの含有量が減少する可能性があります。

過剰摂取しない

ポリフェノールは、健康に良い効果が期待できる物質ですが、過剰摂取は避けるようにしましょう。ポリフェノールの過剰摂取は、下痢や吐き気などの副作用を引き起こす可能性があります。

ポリフェノールに関係する物を探ってみる事に。

上で、ポリフェノールを含んでいる食材を紹介しましたが、その中でも比較的簡単に摂れるのが緑茶です。チョコレートや果物にも豊富に含まれるでしょうが、原料高の昨今、緑茶はパックでまとめて購入できたり、市販のペットボトルでも安く手に入りやすい物ですから、今回は緑茶を選んでみました。

不思議な陶器、還元ボトル

水素茶還元ボトルの還元くんシリーズ4(KANGEN4/ありがとうボトル)はオジカインダストリーが開発/製造する低電位水素茶製造ボトルのことです。

コンビニエンスストアで買ってきたペットボトルの緑茶2Lを、不思議な陶器『還元ボトル(通称、還元くん)』 に注ぎます。

この還元くんは、インターネットで購入できる国産の陶器で、メーカーのホームページには以下の記載がありました。

「お茶」の持つ抗酸化力を最大限に引き出す最先端の「魔法瓶」!

その昔、我が国に「喫茶」の習慣を伝えたと言われる栄西がその著「喫茶養生記」で「身体を壮健にする喫茶の効用」と説いているように、お茶は古くから「薬」として愛用されてきました。「お茶」には人間の体調を整え元気にする作用がある事を日本人は900年もの前から知っていたのです。是非この「還元ボトル(通称『還元くん』)」を使って健康のための喫茶をお楽しみ下さい。

難しそうなグラフも添えられたページですが、なんだか、すごそうですね。

早速、説明書を参考に準備してみる。

使い方

【方法①】ペットボトルのお茶を注いで待つだけ。

作り方は簡単。
買ってきたペットボトルのお茶を還元くんに入れて放置するだけ。本当に注ぐだけなので、ズボラな人も安心です。そのまま数時間、室温で気長にお待ちください。

【方法②】水出しできるお茶っぱを入れて待つだけ。

市販の緑茶(緑茶以外の茶でも代用可)を5gほどをパックに入れ、還元くんにぽちゃり。手で触れて少しあたたかいと感じるくらいのお湯を注いで、そのままで数時間放置するだけです。ズボラな人も安心ですね。

【ご注意!】やってはいけない事

取扱説明書には、以下のように書かれていますから、一度ご確認ください。

  • 60度以上のお湯を注がないでください。破損の恐れあり。
  • 特殊コーティングを内側に施しているため、柔らかいスポンジと中性洗剤でやさしく洗う程度にする。
  • 初回と長期間使わなかった時は、長めに入れておく必要がある。

還元ボトルの中で何が起きているの?

お茶を入れて待つだけで何かが起こる事は想像できるのですが、では実際、中で何が起きているのでしょうか。

素材に含まれるポリフェノールからイオンのやりとりで水素を抽出

お茶の葉や食材には栄養分が含まれていますが、この還元ボトルは、栄養分の中でもポリフェノールに着目。ボトル内側で静電気を生じさせ、化学式のイオンの受け渡しを行わせる特殊加工を施してあります。ボトル内部で元素記号の変質が起こり、それが内部のお茶などに溶け込んでいるのです。

還元ボトルに長く入れる内に、お茶などに溶け込んだ成分の内、水素がどれ程残るのか、時間経過とともに計測を続けたのが下のグラフです。長時間放置しても水素が残存している事がわかります。

※試験は、メーカーが第三者機関へ依頼して計測したもの。グラフは、公式ホームページより抜粋。

ただし、無限に保存しておけるものではありません。水温が35度に近いほど水素が生成されやすくなります(5時間ほど)が、時間の経過とともに徐々に抜け出していきます。また、お茶の味が変化する場合もございます。冷蔵庫に入れると、水素が抜け出るまでの時間を遅らせる事ができるようです。飲みきれない場合は、冷蔵保存して、飲む時に必要な分だけ取り出し、少しのお湯を足すと飲みやすくなります。(水素は60度を超えると飛散しやすくなります。ぬる目でお飲みください。)

細かい事を抜きにして、還元くんを試してみた

このすごそうな還元くんを、実際に試してみる事にしました。

買ってきたお茶を入れておくだけでいいので、まずはスーパーで買える緑茶パックを買ってきて、温かめのお湯と一緒に注ぎ込み、半日ほどおいてみました。

あれ?いつも飲んでいるお茶より、舌触りが違う気がします。なんでだろう。まろやかな舌触りになって美味しく飲めるようです。

中に入れるものを、好きなものに替えてみた。

緑茶パックを入れて置いただけで飲みやすい感じになるのであればと、他の物でも試してみたくなります。

果物にもポリフェノールがあるという事ですから、果物でも試してみる事に。実験のためですから、普段の激安のではなく、少しお金を出してでも美味しそうなものを試してみたくなりました。

今回はネーブルを買ってきました。

今回、買ってきたのはこちら。ネーブルです。

でも、普段より良いものを買ってきたので、、普通に食べてみたくなります。。どうしよう。。

えーい!!

美味しそうなので切ってみました。

我慢できず、食べました。果物は新鮮なものがフレッシュで美味しいですね。ごちそうさまでした。

いや!今回はポリフェノールの実験、、!美味しく召し上がっただけでは、元も子もありません。

残った残骸を見て、、

「固形なら、いけるのかな。。皮は残ってるし、、!」

そこで、還元くんの中へ、きれいに水で洗った皮を入れて放置する事にしました。

数時間も放置した後、中の水を味見すると、、「おいしい!」

果物の皮を剥く時、爪を差し込むとピシャッとまわりに果汁?を飛ばしてしまう事、経験ありませんか?果物の皮にも豊富に栄養がありますので、皮からも成分を抽出できたようです。普段だったら捨てるだけで終わる皮ですが、還元ボトルがあれば有効活用できそうです。

捨てるはずの生姜の葉とかを詰めて水とともにしばらく放置すると、爽やかな味のお水が出来上がりました。いろいろと試してみると、面白い発見があるかもしれないですね。ぜひみなさんも、お好みの味を探ってみてください。おいしいものがあったらぜひ、教えてくださいね。

【実験】ポリフェノールで遊んでみた!

賞味期限を過ぎてしまい、白っぽくなってしまった肉をビニール袋へ入れてきっちりと縛り、ボールへ置きます。そこへ還元ボトルへ入れ続けていた緑茶を肉が浸かるくらいまで注いで数時間放置します。どうなると思いますか?

9時間後、ボールから取り出した肉に赤みが戻りました。一体、肉に何が起きたのでしょうか。気になります。

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この記事の作者

大邊カオリ

30代で大病を経験してから生活の多くで不自由さを痛感し、改善のため国内外の多くの技術と知識を学び、現在は健康の素晴らしさと未病のまま暮らす実践方法を日々お伝えしている。Oobe Herb(オーベハーブ)主宰。