梅雨の蒸し暑さと、梅雨終わりの激しい雨で、天神祭の頃にはいよいよ暑い夏がやってきます。
7月はすこし先取りして夏の養生の方法をお伝えしていきます。
夏は草木が成長し、万物が茂り、花咲き乱れ、陽気が最高潮に達する(黄帝内径)
夏は最も陽の気が高まります。熱中症に気をつけて、昼(日照時間)の長さも感じつつ、運動も取り入れて、水分を摂り、発散(発汗)させるのも大切です。クーラーで冷え過ぎると冬まで水の代謝や巡りの悪さに影響したり、冬から続く慣性的な症状を良い方向に進めるのも夏が大きく関わりますから、夏は積極的に活動し、楽しみ、適度に運動をするというのが大切になります。
季節の野菜(トマト・キュウリ・ナスなど)は体を内からも冷やしますし、水分を多く含むので、ぜひ多く摂り入れてみてくださいね。
今月のおすすめのツボ
湧泉
湧泉はその名が示すように、元気の湧くツボです。足裏を折りたたむように足底へ向けて足先を曲げた際に生じる凹みの箇所です。
足三里
足三里は夏バテと関係してくる胃腸疲れなどに有効な万能のツボです。足の膝の皿から膝の外側へ向けて指四本分離れた箇所です。
三陰交
三陰交は冷えた時にお灸をしたいツボです。
最後に、ワンポイント
夏は早寝早起きが得です。朝早くから陽が出てきますから、まだ涼しい間に体を動かしておいて、南中時などは熱中症に注意して過ごすと夏を元気で乗り越えられる事でしょう。
この記事の作者
そら鍼灸整骨サロン院長 山田智子
そら鍼灸整骨サロンでは、複数の国家資格を有する女性院長がすべてのお客様に施術を行います。東洋医学や中医学、西洋医学や生理学を基に総合的な判断でお客様を診察し、今ある身体・心の不調を根本から良い状態へと導きます。